
チェストを選ぶとき、大きさやデザイン、お部屋との調和も大切ですが、素材もしっかりチェックしておきましょう。
「チェストなんて、プラスチックか木製かの違いがあるくらいで、どれも似たようなものでしょ?」と考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。
同じ木製チェストでも、使っている素材によって特性や保ちが違うのです。この記事では、木製チェストの中でも無垢材を使用したチェストのメリット・デメリットについてご紹介します。
チェストも素材にこだわった方が良い、その理由

チェストを購入する際、「収納予定のものが入るかどうか」「部屋のイメージに合うか」「置きたい場所における大きさか」に気を取られて、
チェストの素材には無関心という人が少なくありません。
しかし、末長く使えるチェストを選ぶなら、素材についてもこだわった方が良い品物に巡り会えます。
というのも、一口にチェストと言っても素材によってメリット・デメリットが大きく違うのです。
たとえば、ホームセンターや大きめのショッピングセンターでよく見かけるプラスチック性のチェストは、デザインが豊富で、軽く、動かしやすいメリットがあります。
しかし、吸湿性が低いため、引き出しの中に湿気がたまりやすく、収納物がカビが発生してしまう可能性があります。
また、木製のチェストは、プラスチック性のチェストよりも高額で、重く動かしにくいデメリットがありますが、
シックなデザインが多くどんな部屋にも合い、吸湿性が高いものが多いので、引き出し内の湿度を適度に保つメリットがあります。
木製のチェストを検討する際に、おすすめの素材は無垢材です。「婚礼道具として桐の無垢の家具を一式持たされる」という話を聞いたことがある人もいると思いますが、
日本では最高級和タンスの材料として桐の無垢材が使われていました。
なぜ桐かというと、木材の中でも桐は、特に吸湿性に優れており、湿気やカビに弱い和服の整理・収納に適しているからです。
そういった事情もあり、こもれび家具のプルタオンシリーズのチェストは、衣類を収納する引き出しの内部を全て桐材で作っています。
無垢材とは

木製家具を探していると必ず目にするのが「無垢材」という表示です。「高級そうとは思うけれど、実はよくわからない」という方もいらっしゃるではないでしょうか。
無垢材とは、表面から裏側まで、1つの素材でできている板のことです。木目をプリントした紙を貼り付けた板と違い、天然木の良さを感じられます。
無垢の表面材には、「一枚板」、「横ハギ材」、「集成材」の3種類があります。プリント貼り付けの板材との違いなど、詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。
関連記事:上質感・高級感のある無垢を使用!
無垢材を使うメリット
無垢材の木製家具を選ぶメリットについて紹介します。
1つは、先ほどもご案内したように無垢材の吸湿性です。無垢材は、お部屋の湿度が高い状態のときは、湿気を吸い、乾燥している状態のときには湿気を放出します。
一定の湿度を保つようになっているので、引き出し内の結露や収納物のカビ防止につながります。また、湿度を適切に保つことで静電気の防止にもなります。
熱伝導率が低いため、温度変化にも強く、暑い日も寒い日もほんのりとした温かみを感じることができるのも、木製家具のいいところです。
また、無垢材は、表も裏も1つの素材でできているため、木本来の見た目・手触りを楽しむことができます。本革のカバンや財布のように、使用年数が増すにつれて、
見た目も変化していくので、使い込むほどに愛着も湧きます。これらは、木目プリント家具では得られない楽しみの1つです。
木本来の木目や質感を活かしたシンプルなデザインが多いため、どんな部屋とも相性がよく、模様替えやお引っ越しでも雰囲気を崩しにくいこともメリットです。
無垢材を使うデメリット
メリットが多い無垢材ですが、デメリットもあります。
無垢材の木製家具を選ぶ、デメリットの1つは、同じサイズのプラスチックチェストと比べて、価格が高額になることです。プラスチック性家具よりも木製家具の方が高くなりますが、
その中でも無垢材を使用したものはさらに高額です。プラスチック性家具より数万円高いということもしばしばあります。
「素敵だとは思うけれど、予算的に厳しい」という人もいらっしゃいますね。
プラスチック性のチェストに比べて、引き出し1つとっても重量感があり、模様替えなどの際に動かしにくいのも不便なところです。
引き出しの中の収納物を全て出して動かしたけれど、想像以上に重かったというエピソードもあります。
メリットとしてあげた調湿作用も、裏を返すとデメリットになってしまいます。湿度や温度変化が原因で反りや割れができてしまうことがあるのです。
木製家具の販売店で「長期間の保証」があるのは、そういった使用年数に伴う劣化により不便が生じる可能性があるからでもあります。
まとめ
長く使う予定のあるチェストだからこそ、素材にもこだわって選びましょう。しっかりとした素材を使ったチェストは、長く使うことを想定して作ってあるので収納環境もよく長持ちします。
木製チェストを検討しているなら、少し予算を大きく取って無垢材を使ったチェストを検討してみてください。木の温もりを感じる自然な風合いが素敵ですし、長く使うほどに表情が変化していくので楽しいですよ。