ちゃぶ台は、古き良き昭和の時代に家族が囲んでいる食卓、というイメージがあるのではないでしょうか。

頑固なお父さんが、険しい表情をしている横で、割烹着のお母さんに坊主頭の男の子、おかっぱ頭の女の子が一緒にご飯を食べている。

ちゃぶ台は、スマホやインターネットもない、在りし日の日本の食卓風景を思い起こさせてくれます。

一方で、そんなイメージから「ちゃぶ台は古臭いもの」と、思われていることも。

しかし、令和の時代に活躍するちゃぶ台は、そんなイメージを覆すほどおしゃれなものがたくさんあります。

そこで、この記事では、ちゃぶ台のあるライフスタイルや、メリットをご紹介していきます。

また、ちゃぶ台がどんな理由で人気なのか、合わせて解説していくので、ぜひ素敵なお部屋作りをする上での参考にしてください。

 

今になって、ちゃぶ台が人気になっている理由とは

ちゃぶ台

昭和のイメージのあるちゃぶ台が、人気になっている理由は、大きく分けて2つあります。

 

シンプルな外見とアンティークな雰囲気

最初の理由は、ちゃぶ台の持つシンプルな外見とアンティークな雰囲気です。

人気が高まっているインテリアテイストに「シンプル」や「アンティーク」が挙げられます。

余計な装飾を省き、必要最小限のもので構成された家具やお部屋は、機能美ともいえる美しさ。

そんなインテリアの流行に、ちゃぶ台の持つ雰囲気がマッチしているのです。

自然の木ならではの手触りや、独特の模様が温かみのある印象を与えてくれます。

シンプルな外見ながらも、確かな存在感のある家具。ちゃぶ台には、そんな絶妙な味わいがあります。

 

イメージの変化

2つ目の理由としては、ちゃぶ台の持っているイメージの変化があります。

ちゃぶ台は和風のイメージを持つ代表的な家具でしたが、実はナチュラルテイストのインテリアや、洋室にもマッチさせることができます。

日本の住宅の傾向として、どちらかといえば畳の部屋よりも、フローリングの洋室の方が好まれます。

実際に、全室畳敷きの家よりも全室フローリングの家の方が、見かける機会は多いのではないでしょうか?

昭和から平成・令和にかけて移り変わっていく、日本の住宅事情の中で「和」の雰囲気を持つちゃぶ台は、活躍の場を減らしてきました。

しかし、最近ではナチュラルテイストのお部屋が好まれるようになったこともあり、木目を基調とするちゃぶ台の需要は高まっています。

ナチュラルテイストなお部屋と木目の家具は相性が良いため、お互いに違和感を与えません。

 

ちゃぶ台ってどんなもの? ダイニングテーブルとの違いとは

ちゃぶ台

それでは、次にちゃぶ台とはどういうものなのか、簡単にご説明していきます。

ちゃぶ台と聞いて、最初に連想するものは4本足の座卓で、丸いものではないでしょうか。

そのイメージでも間違いはありませんが、実は丸いちゃぶ台はそれほど一般的ではありません。

木を四角く切った材料から丸い形を切り出すと、無駄な部分が多くなってしまうため、丸いちゃぶ台は高級品扱いとなっています。

日本の限られた住宅事情からも、無駄なスペースが生まれる丸い形のちゃぶ台は、贅沢品といえます。

そのため、ちゃぶ台がよく使われていた昭和初期は、四角いものや長方形のものが多く使われていました。

 

ちゃぶ台と猫

また、ちゃぶ台の特徴の1つとして、足を折りたたむことができるのもポイントです。

足を畳むことで、食事以外の目的で空間を使えるように、スペースを確保することができます。

一方、同じ食事をするための家具であるダイニングテーブルは、ちゃぶ台と違って片付けることは考えられていません。

さらにダイニングテーブルは、チェアを使うことが前提となっています。

テーブルに加えてチェアが必要になると、どうしても大きなスペースが必要になってきますよね。

実はイメージしにくい部分ですが、チェアに座るとき、後ろに引くスペースも必要になってきます。

この後ろに引くスペースまで考えないと、ダイニングテーブルとチェアを置いたときに、思ったより窮屈な印象になってしまいます。

しかし、ちゃぶ台はその場に置いて座るだけです。

食事をしたり作業をしたりする場合でも、ちゃぶ台を置くスペースさえあれば問題ありません。

このように、片づけられて必要なスペースも少ないちゃぶ台は、日本の住宅事情にマッチした存在といえます。

 

令和の時代にちゃぶ台を使った暮らしのメリット

ちゃぶ台

それでは、次に令和の時代にちゃぶ台を使った暮らしのメリットを、3点ご紹介していきます。

 

簡単に片づけられる

最初にご紹介したいメリットは、簡単に片付けることができる点です。

ちゃぶ台の特徴として脚を折って片付けることができる点をご紹介しました。

そして「片づけられる」メリットは昭和だけではなく、令和の日本でも、重要なポイントです。

食事をするときはちゃぶ台を出して、足を広げてお部屋に置く。

反対に食事が終わったら、脚を折って片づける。

これによって、スペースが限られるマンションでの生活や、一人暮らしでも、いろいろな用途にお部屋を使うことができます。

また、片付けることを前提としているちゃぶ台は、シンプルかつ軽量な作りになっているものが多いので、女性やお年寄りでも簡単に片付けることができます。

 

物を減らすことができる

次にご紹介したいのが、ものを減らすことができる点。

最近ではものを減らしていくことでシンプルな生活をしている人が増えてきています。

物を減らしていくことで、本当に自分にとって大切なものも見つけたり、残った物を大切に使っていたりすることができます。

また、物が少ないことで、掃除がしやすくなるメリットもあります。たとえば、ダイニングテーブルとちゃぶ台を比較してみると、掃除の手間がよくわかります。

ちゃぶ台は、脚を畳んで片づけてしまえば、なにも残りません。そのまま、掃除機をかけてしまえば、終わりです。

一方でダイニングテーブルの場合は、チェアを後ろに引いてから、ダイニングテーブルの下に掃除機をかけて、さらにチェアを戻す必要があります。

ダイニングテーブルの脚の間は、しっかり掃除をしようとすると、意外に手間がかかるもの。

しかし、ちゃぶ台を使えば、そういった手間は必要ありません。

 

洋室でも使うことができる

洋室

3つ目のポイントは洋室でもちゃぶ台は活躍できるインテリアになってきた、という点です。

ちゃぶ台と言うと、畳のイメージがあるのではないでしょうか。

実は、畳ではなくナチュラルテイストの部屋でも、ちゃぶ台はしっかり活躍させることができます。

例えばフローリングの床に緑色のラグを引くことで、ナチュラルテイストの部屋に、ちゃぶ台を違和感なく置くことができます。

さらに、ラグを敷くことによって底冷えしがちなフローリングに、座る事はなくなります。

もともとちゃぶ台は木製のものが多いため、フローリングの床やグリーンのラグといった、ナチュラルなお部屋との相性は悪くありません。

どちらかといえば日本の住宅は、洋室の方が好まれており、数も多いためちゃぶ台の出番は少ないような印象があります。

しかし、ちゃぶ台は洋室でも使うことができるため、どんなお部屋でも活躍させられる可能性はあります。

 

まとめ

昭和のイメージのあるちゃぶ台ですが、ダイニングテーブルにも負けず、今でもしっかりと活躍することができます。

生活するスペースの限られる日本の住宅事情ではどうしても複数の用途を1つの空間で使うことになります。

そんなとき、脚を折りたたむことで収納できるちゃぶ台は、空間を広げることができるためとても役に立つ存在ではないでしょうか。

ちゃぶ台を使った生活を体験してみたい人に加え、お部屋が狭いのでなんとかしたいと思っている人も、使うことを検討してみてはいかがでしょうか。